2011年3月19日土曜日

桜もそろそろ


桜のレリーフ 3歳児作品 サイズB4 スチレンボード、綿棒、絵の具、グリッター等

一昨日時間ができたので、渋谷のBunkamuraミュージアムにて”フェルメール「地理学者」とオランダフランドル絵画展”を見てきました。レンブラント、ブリューゲル(父、子)等もありかなりの見応えです。開館時間が短くなっています。お出かけの際はご確認を。

静かな館内には、意外にも多くの絵画に見入る人々。互いに声をかけることはありませんが、同じ場所で同じ絵を見入る時間をひと時共有することで、一人ではないことを感じ入ることで、自分の不安は少し和らいだように思います。今回出品されていた作品はすべて17世紀中ごろのもの、すごく長い時間の流れの中に思いをはせることは、心を落ち着けるようです。

今週いくつかのおうちに伺いましたが、不意におとづれた非日常で上がっていた子供たちのテンションもあまり外に出れないことで、エネルギーの出先を求め迷っているようでした。

もちろん来週もレッスンは行っております。キャンセルもありスケジュールも余裕がありますので、
いつでもレッスンご相談ください。

来週末あたりにひとつ何かイベントができたらと思います。桜がそろそろ咲きますので野外にいければ良いですが、心配な方もいらっしゃるかと思いますので、室内の方が良いかもしれません。そのあたりご意見伺えれば幸いです。

では

2011年3月16日水曜日

レッスンやってます

3歳児作品 家族とパン、アイスクリーム 紙粘土 大きさ約30×20cm  

皆さまいかがお過ごしでしょうか?
地震のショックからあっという間の五日間だったように思います。
日々続くつらい現実を伝えるニュースが日常になりつつあり、
気持ちの支えが揺らぎそうになります。

昨日朝、停電と電車の運行の確認であたふたしていると、私の住む部屋の裏にある中学校から
テニス部の朝練習の声が聞こえてきました。まさかと思いましたが中学生はいつも通り練習していて、そのいつもと同じ加減に驚き、自分がいかに動揺しているのか思い知りました。その後いつもとは違う駅に向かう道すがら、ランドセルをしょった小学生が防災ずきん片手に、おしゃべりしながらニコニコ顔で登校していました。いつもと同じであることの力強さを、ずるずる歩く小学生の姿から強く感じました。

その後3軒のおうちを回りレッスンをしてきました。幼稚園などもお休みになっているところもあり、外にあまり出れないことに少しストレスを感じているようでした。その子の年齢なりに状況の深刻さというのは理解しているようで、地震の話題に触れることを避けている様子も感じ、なんだかけなげでつらくなる半面こんな時だからこそ、アートに没頭できる時間をいつもと通り届けていこうと強く思いました。

アートが作ることが子供にとってどんな作用があるのかは、一人一人違うと思いますが、こういった心理的にストレスのかかる時にこそ想像の世界に没頭するということも必要ではないでしょうか?






というわけで
昨日よりレッスンを再開しております。
電車もなんとか動いておりますので、一人でもどこへでも可能な限り伺います。

小さなお子さんのいるご両親の心配は並大抵のものではないと思います。
もし気持ちに少し余裕ができたらご一報ください。

レッスンご用命は右上写真下のアドレスまでご連絡ください。

では
明日17日のTokyo Baby Cafe でのレッスンはお店が臨時休業に入り、中止になりました。楽しみにしてくれていた方すみません。次回4月7日の予定です。




5歳児作品 ゴリラ 紙粘土、絵の具 約20cm