2016年6月18日土曜日

こどものままアートレッスンのご案内

 2011年の秋頃でした。とある子供イベントで私は小さな工作コーナーを出していました。そこにこどものままを主催する主濱さんが偶然参加してくれた事がきっかけで、こどものままのアートレッスンが始まりました。その後2015年の3月に一時休止するまで毎月十数名の参加者が集まりました。野外でのレッスンや、クリスマス会、美術館見学、イベントへの参加など、大変バラエティに富んだ時間を作る事ができました。

私はどちらかというとものを作る事や、ものを作る事を子どもたちと共有する中で起きる反応の方に興味が強く、人が集う場を作る意識がありません。普段のレッスンも個人や少人数のものが多いです。ですのでこどものままを主催する主濱さん、神代さんがご自分のお子さんだけでなく他の子どもたち、保護者の為に毎月アートレッスンの場を維持してくださったことには感謝しかありませんし、その継続させるエネルギーがどこから沸き、どのような形にを目指しているのか、私は毎月のアートレッスンのアイデアを提示し続ける事で観察していたとも言えます。答えはわかりそうでわかりませんが、活動から感じたのはしっかりと理想を掲げる事と行動する事。


これまでにもこういった集まりに招かれレッスンを行う事は何度かありました。気に入ってもらえても、実際に継続して行くにはまとめてくださる方には大変な手間があり、続いて行く事は稀なのです。一端休止した理由は参加者の多くが小学生になったことです。どこでもそうですが小学生になるといろいろと予定が増え、週末に集まるのは難しくなります。しばらくの間を置き昨年末から今度は少人数のレッスンとして再開しました。


現在は月に1、2回土曜日または日曜日の午後に行っています。多くても5名程度の小学生中心のクラスです。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
以下今後のスケジュールです。



こどものまま x ダイ先生のアートレッスン
今後の開催について
6月のスケジュール
6/25(土)
7月のスケジュール
7/9(屋外でのレッスン/雨天中止)*残席わずか
別途説明があります。
8月のスケジュール
8/13*満席
8/27
全日14:00よりレッスン開始(7月のレッスンは屋外で13:00開始となります)
レッスンはおおよそ2時間です。
※完全母子分離
場所:上原 社教館
参加費:4500円
※兄弟参加の場合合計から10%引き
※定員は5名となりますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせください
対象年齢:
6歳〜10歳くらいまで(年長〜4年生)
初めてのご参加でご兄弟が対象年齢外の場合はお問い合わせください。
ご希望の日程、お子さんの年齢、お名前、ご連絡先を下記メールアドレスにお送りください。
kdmnomama@gmail.com
折り返し申し込み確認のメールをお送りします。
参加者の年齢に合わせて内容は若干かわります。見学ご希望の方も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。






7月9日屋外レッスン説明です。


こどものままxダイ先生のアートレッスン
【巨大ボールをつくって えのぐでおもいっきりあそんじゃおう!】
2011年より開催しているダイ先生のアートレッスン。
2016年度は少人数の小学生向けに月2回定期開催しています。普段は屋内でのレッスンですが、天気のいい日は特別レッスンとして屋外で開催。そして....おまちかね、次回の《屋外レッスン》が決定しました。
ぺんてる社の「ゆびえのぐ」をつかってえのぐ遊び。
大空の下で、手足を使って思う存分遊びます。
とても汚れるので、お着替えを持ってお越しください。
募集概要
【募集開始6月8日(水)午前10:00よりメールにて受付】
これまでにこどものままxダイ先生のアートレッスンに参加したことがあるすべての方が対象となります。
対象年齢:4歳〜8歳までのお子さん(保護者の方は近くで見学願います)
日程:7/9(土)
参加費:4000円
場所:代々木公園 詳細は参加者のみにご連絡します。
定員:7名
申し込み方法
1)お名前
2)年齢(学年)
3)連絡の取れる電話番号
上記を明記の上、
kdmnomama@gmail.com
こどものまま/あゆみ
までメールをお送りください。
定員が少ないため、今回は先着順とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
ご不明な点なども上記アドレスへ。





















ご参加お待ちしております。

2015年1月20日火曜日

大迫力な中国獅子舞。

昨年末に中国獅子舞を
作りたいとリクエストを受け制作してみました。
 ふさふさの毛がふんだんに使われているところと、様々な色のバリエーションがあるところが中国獅子舞の特徴です。絵の具でカラフルに色塗りして行きます。
出来上がると獅子舞の映像を見ながら実演、
大好きで何度も練習しているとのことで動きが本格的で驚きました。
太鼓のリズムも速く日本の獅子舞に比べ動きがダイナミックです。
 中華学院では獅子舞か龍舞を必ずどちらか練習するそうです。
 盛り上がってさらにヒートアップ。こんなに実用される工作も珍しいかもしれません。
とっても気に入ってもらえたようで何よりです。

中国獅子舞は地方によりデザインや舞い方にかなり違いがあるのでもう少し調べてみたいです。春節に横浜中華街で見られるそうなので行ってみたいと思います。 





現在決まっているレッスンやイベントです。
お問い合わせは各主催者へお願いいたします。
その他個人、少人数レッスン、各種パーティやイベントへの出張ご依頼は
お気軽にお問い合わせください。
facebookでは日々のレッスンの様子をご覧いただけます。



3〜6歳
基本的に週末開催

1月23日(金)
10時〜12時
「こどものまま感謝祭」
@子供の城
ダイ先生のミニアートレッスンを行います。
シルクスクリーンでこどものままオリジナルグッズを作ります。

2月15日(日)
13時15分〜
「砂絵を作ってみよう」

3月8日(日)
13時15分〜
「写真のコラージュを作ろう」

1~6歳 年齢で3クラスに分かれます。
10時〜

2月1日(日)
「モノタイプ版画を作ろう」
様々な版画の技法を体験します。
1歳児クラス
「紙を丸めてカラーボールを作ろう」
様々な紙をちぎって、丸めてボールを作り、絵の具で着色します。

3月1日(日)
「名画のリメイク」
名画をオリジナルの色彩で再構成します。
1歳児クラス
「大きなネックレス」
様々な素材をひもに通し大きなネックレスを作ります。






2014年12月21日日曜日

ダイ先生のアートレッスン美術館見学ツアー①「三井記念美術館」ご案内



ダイ先生のアートレッスン小学生対象美術館ツアー①
三井記念美術館『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展
国宝「雪松図屏風」鑑賞と日本画材料を用いたワークショップ
のお知らせです。

国宝「雪松図屏風」どのような方法で描かれているのか?
鑑賞と実際に使われている日本画材料を用いたワークショップ。
金箔を粉状にして振りかける砂子という技法も体験します。
新年に日本美術をじっくりと体験するひと時、ご参加お待ちしております。

1月11日(日) 1月17日(土)のとも定員となりました。
お申し込みありがとうございました。









ダイ先生のアートレッスン小学生美術館鑑賞ツアー①
三井記念美術館『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展
国宝「雪松図屏風」鑑賞と日本画材料を用いたワークショップ  




ダイ先生のアートレッスン小学生美術館ツアー第1回目は三井記念美術館です。
12月11日から新年1月24日にかけて行われる『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展では日本、東洋美術の豊富な美術館コレクションの中から雪月花をテーマに取り上げ、これらが描かれた絵画や工芸品、銘がつけられた作品が展示されます。中でも新年の20日間限定で展示される、円山応挙筆、国宝「雪松図屏風」は展覧会のハイライトとも言える一点です。今回は特別に開館前の時間にガイドツアーを行いじっくりと鑑賞。その後館内の別室にて金や和紙など日本画材料を用いたワークショップを行います。国宝の雪松図はどのような方法で描かれているのか?普段なかなか触れる機会のない日本画材料を使い名画の技法を追体験できる貴重な機会となる事と思います。ご参加お待ちしております。

主催 ダイ先生のアートレッスン

場所 三井記念美術館 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 
    『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展(2014年12月11日~2015年1月24日)開催を鑑賞。

日時 1回目 2015年1月11日(日)9時15分~12時30分(予定)定員12名 定員となりました。
   2回目 2015年1月17日(土)9時15分~12時30分(予定)定員12名  定員となりました。
   各回とも同内容にて実施します。ご都合のよろしい日をお選びください。

対象 小学1~6年生

当日行程(予定)9:15美術館入り口集合、9:30~10:30展覧会鑑賞、
        10:30~12:15別室にてワークショップ 

参加費 2500円(材料費込み)保護者の方は1名あたり入場料900円が別途かかります。

申し込み方法 ご参加希望の方は希望日、氏名、年齢、電話番号、保護者氏名、メールアドレス
を明記し、onarakai@hotmail.co.jpまで件名「三井記念美術館見学申し込み」としてメールにてお申し込みください。折り返し参加費のお支払い方法等をご案内させていただきます。
お支払い完了の時点で予約確定とさせていただきます。

申し込み状況により希望日に参加できない場合も予想されます。お早めにお申し込みください。

今回の見学について美術館へ直接のお問い合わせはできません
ご不明な点は

川口大輔 onarakai@hotmail.co.jp までご連絡ください。

2014年11月16日日曜日

ナイフの使い道



小学生に切り出しナイフを渡してバルサ(木の種類、柔らかい)の角材を彫刻させてみています。握力などを考慮し、2年生くらいからはなんとか行けそうな様子です。
最初は横で見ていると大変ヒヤヒヤします。ちょっと血が出て絆創膏を貼ったりという事もあります。ですが、2時間もすれば刃物を当てる角度や、木目、大きく削る部分はのこぎりを使うなど、大体のコツはつかんで行きます。粘土で作れば飛び出している部分は粘土をつければできますが、材料を削って作る場合は飛び出させる部分を残し、周囲を削って行きます。四角い材料の中にこれから自分の作る形をイメージしながら作業を進めるので慣れが必要です。説明は最小限に、とにかくやってみる、やりながら理解し慣れて行く、こういった試行錯誤を小学生は好みます。

 刃物が木にあたり削り取る感触というのはうまくできるようになると何とも気持ちが良いようで、黙々とナイフを動かし続けます。
「ナイフがあると何でもできる気がする。」
「無人島には水と一緒にナイフがいる。」
含蓄のある言葉が子供から出てきます。

「ナイフはいくら位するの?」
と訪ねる子がいました。今使っているものは300円くらいで東急ハンズで買った事を伝えると、
「そんなに安いの?それではすぐに買えてしまう。殺人事件が増えてしまう。」
と心配していました。ナイフを使って便利さと同時に、使いようによっては危険なものである事を実感したのだと思います。便利且つ危険な道具の便利な部分だけを多くの人が使っている、何かのきっかけに危ない事もできてしまうのに何故多くの人はそれをせずに暮らしているのか?考えだすと心配になる気持ちもよくわかります。

この心配の仕方は危ない誰かの犯罪を心配しているようですが、実は危ない道具を持つ自分とそれを安全に制御しているのが自分の心持ち一つである、という危うさへの心配と言えるのではないかと思います。ひょっとすると自分は危険な事をしてしまうのではないかという不安。小学生らしいと思いつつも、人の内面への視点が生まれているのだと考えれば、大人になったのだなぁと実感するやり取りでした。



現在決まっている予定です。
個人、少人数出張レッスンは随時受け付けておりますので
お問い合わせください。


ダイ先生のアートレッスン
小学生対象
三井記念美術館見学ツアー
2015年1月11日(日)9時30分〜
2015年1月17日(日)9時30分〜

雪と月と花〜国宝「雪松図」と四季の草花
展を観賞後日本画材料に関するワークショップを行います。

詳細は近日お知らせいたします。



3〜6歳
基本的に週末開催

11月16日(日)
13時より
「マーブリングでおもしろ模様を作ろう」

12月14日(日)
13時より
「クリスマスステンドグラス風ランプの制作」

1月18日(日)
13時より
「フェルトで作るマイルームシューズ」

1月23日(金)
10時〜12時
「こどものまま感謝祭」
@子供の城
ダイ先生のミニアートレッスンを行います。


1~6歳 年齢で3クラスに分かれます。

11月30日(日)
10時30分〜
13時30分〜
「オリジナルティピィ(テント)を作ろう」
残席僅か
布などを使い、実際に入れる1人用ティピィを作ります。

12月7日(日)
「星形ステンドグラスを作ろう」
10時〜  3.5歳〜
11時50分〜 2.5歳〜

「ゆきだるまのおきあがりこぼしを作ろう」
14時15分〜 1~2.5歳

2015年 1月12日(月)祝日
「もこもこ羊を作ろう」
10時〜 3.5歳
11時50分〜 2.5歳

2月1日(日)
内容未定

3月1日(日)
内容未定




2014年11月6日木曜日

過程に目を向けてみると〜1歳児クラス始めました。 今後の予定

akanonでは10月より1~2.5歳クラスが始まりました。
アートにリトミックなども組み合わせた楽しい内容になっております。
遊びにくる感じでお気軽にご参加ください。
絵の具を使ってのお絵描きタイムもありますので、おうちで絵の具はちょっとなぁ
という方もいかがでしょうか?

先日初めてお子さんが描いた、絵の具でのお絵描きを
額に入れてお家に飾っているというお話を、あるお母さんから伺いました。
ご夫婦でダイナミックな殴り描きを
「ここは何に見える」
「何故この色にしたんだろう」
という事を語り合っているという事でした。

まだ何かになっていない抽象的な絵をそのように
楽しんでくれているのはとてもうれしい事です。


具体的な形が描けないのでお絵描きになっていない。
と考える保護者の方は意外に多いのですが、
子供が絵を描き始める最初は描く行為そのものを面白がっていて
動きの結果で色や形が現れるプロセスを楽しんでいます。
上写真の4枚の絵は同じ子が描いたものです。
下2点は色は違いますが、筆の置かれている場所が似ています。
つまり自分の腕の動きやすい場所に色を付けている
のが年齢の低い子供のお絵描きとも言えます。
これはある期間お絵描きを続けて並べてみるとよりはっきりとわかります。


こういった事もレッスン中に保護者の方に
適時お話しするよう心がけています。
とかく子供の成長は何かができるようになる事で
認識する事が多いのですが、そうするとまだできない
というネガティブな方向に捉えてしまう方が多いようです。
できていない時でも、何かを作るプロセスを見ていると
そこには毎回小さな変化が起きています。
体の動きや、ちょっとしたやり取り、目の動き方など
何気ないところに注意していただけると発見があるかもしれません。





現在決まっている予定です。
個人、少人数出張レッスンは随時受け付けておりますので
お問い合わせください。


3〜6歳
基本的に週末開催

11月16日(日)
13時より
「マーブリングでおもしろ模様を作ろう」

12月14日(日)
13時より
「クリスマスステンドグラス風ランプの制作」

1月18日(日)
13時より
「フェルトで作るマイルームシューズ」

1月23日(金)
10時〜12時
「こどものまま感謝祭」
@子供の城
ダイ先生のミニアートレッスンを行います。


1~6歳 年齢で3クラスに分かれます。

11月30日(日)
10時30分〜
13時30分〜
「オリジナルティピィ(テント)を作ろう」
残席僅か
布などを使い、実際に入れる1人用ティピィを作ります。

12月7日(日)
「星形ステンドグラスを作ろう」
10時〜  3.5歳〜
11時50分〜 2.5歳〜

「ゆきだるまのおきあがりこぼしを作ろう」
14時15分〜 1~2.5歳

2015年 1月12日(月)祝日
「もこもこ羊を作ろう」
10時〜 3.5歳
11時50分〜 2.5歳

2月1日(日)
内容未定

3月1日(日)
内容未定





ダイ先生のアートレッスン
小学生対象
三井記念美術館見学ツアー
2015年1月11日(日)9時30分〜
2015年1月17日(日)9時30分〜

雪と月と花〜国宝「雪松図」と四季の草花
展を観賞後日本画材料に関するワークショップを行います。

詳細は近日お知らせいたします。























2014年7月2日水曜日

こどものまま東京国立近代美術館見学〜② 当日編



さて当日です。入館前に館内での約束の確認、今回の見学は赤、青、黄色3つのグループに分かれ見学して行きました。各グループを3名ずつのガイドボランティアの方々が率いてくれます。子供たちにはグループカラーのカードホルダーが配られます。1つの作品を見学するたびにその作品の1部がデザインされたカードを1枚もらえます。


説明後入館しガイドの方々と対面しご挨拶です。いつものレッスンとはかなり様子が違うので緊張気味の子も。もう一度館内での約束を確認し出発です。

こちらのグループは三木富雄の作品を鑑賞中 「耳から砂が出ている!」なんて言葉も
紙コップを使い作品から音が聞こえるかイメージしたり、のぞいて細部を見たり、緊張も徐々にほぐれ自由に言葉が出てくるようになりました。



こちらは岡本太郎の作品を鑑賞中。「目がある」「てるてる坊主がいる」「くねくねがいる」作品を見て言葉を発するのが楽しくなってきたようです。集中が切れず且つリラックスしているこんなとき、子供の面白い発想はどんどん飛び出してきます。


こちらは鏑木清方の絵を見ています。屏風に描かれた大変大きな絵です。日本画コーナーは壁も黒い色で照明も押さえ気味、部屋の様子が一気に変わります。自分たちも舟に乗ったつもりで横に移動しながら鑑賞中。「武士がいる」「盆栽だ」「屋形船だ」なかなか渋い事をみんな知っています。


鑑賞し、しっかり約束を守れれば無事にカードをゲット。

常設展は2〜4階の3フロア、とても広いです。約200点の作品を巡って行きます。



皇居のお堀が見える通称「眺めの良い部屋で」一休み。ここは大人ものんびりリラックスに最適です。



大きな人がガラス越しに向かい合うゴームリーの作品。「こっちの人が大きい」「いや同じ人じゃない?」裸なのに顔は見えそうでぼやけている謎が謎を呼ぶ作品。大人は答えが欲しくなるところですが、子供はその謎が楽しそうです。


杉山寧の作品にある色探しゲームをマグネットを使いしています。こういった独自のアイデアをガイドの皆さん持っていらっしゃいます。緑のような、オレンジのような、
茶色のような、優しいいろが広がります。子供が自由に言葉を発しやり取りして行く、これは4〜5人のグループだからできる事です。大人から見て突飛に思える意見でもそれを派生させて新たな発想に転がして行く、普段制作をメインとしたレッスンではなかなか拾いきれないところで、子供の新たな一面が現れる瞬間を何度も目撃しました。


作品を巡るうちにガイドの方々と子供たちのコンビネーションもぴったりあってきました
。私、ダイ先生は、それぞれの場所にいるグループを巡って様子を見て行きましたが。どのグループもとてもよい空気が流れていて、私は黙って後ろから見ていました。


「あれは何」移動中に気になる作品に立ち寄ります。子供は未知の物を何なのか知りたがりますが、実際はその意味、名前など答えを欲しているというよりは近くで見たい、何でできているのか知りたいくらいの興味で言っているのだと思います。そもそもこのくらいの年齢ですと、作品や、展示するという意識がないですし。ひょっとすると自分の見ている物が誰かが作った物であるということも想像していないかもしれません。



 3作品の鑑賞が終わり再び全員が集合。ここからコラージュ作品の制作タイムです。
コラージュのパーツを見せると、皆先ほど見た岡本太郎の作品の一部だと気づきました。
あらかじめ再剥離できるのりを塗ったボードに自由に貼り込んで行きます。

 好きな色ばかり集めたり、大きな目玉を必死に探したりたちまち集中して行きました。






1時間強、美術館を歩き回っていたのでかなり疲れていたとは思いますがまだまだ元気です。一つ一つのパーツはちょっとドキリとする不気味さもありますが、子供はあまり気にしません。怖いもの、ちょっとグロテスクな物、武器などにどうしても子供が引かれてしまう事は、保護者の方も鑑賞中に指摘されていました。



最後はテラスに出てこの日お世話になったガイドの方々にご挨拶して終了となりました。
集中が切れてしまう事もなく大変充実した鑑賞となりました。

今回の子供たちの反応を見ていると改めて美術の見ればわかる、という特性が全世代的に開かれているのだという事を実感しました。打ち合わせの際に美術館の方が、たとえ作品に対する知識がなくても、第一印象で感じ取る事が本質に通じるといったお話をされていた事を思い出しました。美術館は大人向きに作られてはいますが見方によっては子供たちにとっての謎の宝庫です。またぜひ企画できればと思います。

ご参加頂いた皆さん。ご協力頂いた方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。

ご興味もたれた方夏は東京国立近代美術館でも子供向けイベントが他にも行われますのでぜひ!








現在決まっておりますレッスンです。詳細は各主催者にお問い合わせください。
その他個人、少人数レッスン、野外レッスン、パーティへの出張など
随時承っております。




2.5歳〜6歳
年齢により2クラス分けてあります。
10時〜
11時50分〜

7月6日(日)
「太鼓を作ってセッションしよう!」
スイカ割りもします

8月10日(日)
「オリジナルサングラスを作ろう!」
スイカ割りもします

9月23日(火祝日)
「シャボン玉で描こう〜絵の具の不思議いろいろ」




3~6歳
年齢によるクラス分けあり。
詳細はお問い合わせください。


7月27日(日)
内容は追って告知いたします。









こどものまま 東京国立近代美術館見学〜① 開催まで


私が以前教えていた幼稚園で初めて未就学児のの子供の美術館見学を計画したのが10年くらい前、美術館で行われる子供向けイベントはほとんどが小学生以上向けで、未就学児を対象にした物はほとんど見かけませんでした。子供が美術館で鑑賞するということに何か大切な物があるであろうという事は考えていましたが、美術館という場所は基本的に大人向けに作られています。絵の掛かる高さ、展示ケースの高さ、それに伴う照明、作品の量、歩く距離などそのまま子供が鑑賞しても疲れたり飽きたりしてしまいます。その為展示作品の中から数点をピックアップし集中して鑑賞する作品を絞る、ゲーム的な要素や簡単な工作なども組み合わせ各作品に導入を作り美術館のガイドの方にも協力してもらい鑑賞する。そういった事を手探りで行い、上野の国立博物館、熊谷守一美術館などに未就学の子供たちを連れて行きました。


その後個人や少人数でのレッスンが増え、しばらく鑑賞教育を企画する機会はありませんでした。その間段々と未就学児向けの美術館イベントや子供を対象にしたミュージアムなども見かけるようになり美術館の対象年齢も下がってきているように感じました。



今回3年前からアートレッスンを月一で開催してくださっているこどものままで美術館に行ってみようという話が出たときにいくつか美術館を見て回り、こどものままでのアートレッスンに普段参加している3~6歳の子供たちが訪れる美術館について考えてみました。ほとんどの子が美術館に初めて訪れます。子供にわかりやすい物が良いか、見学と通常のレッスンを組み合わせイベント的にするべきか、保護者の方にはどう関わっていただくか、など立地も含めいくつかの案を考えました。私が最終的に重要と考えた事は再訪できるかどうかで、5年、10年、20年とたったときに同じ場所で同じ物が見られるか?という事でした、したがって企画展ではなく常設展の充実したところ、という中で探して行き、実際に学校などではない団体を受け入れてもらえるかと行った事も考慮し、東京国立近代美術館に決まりました。

下見に訪れ毎日14時から常設展で行われる大人向けのガイドツアーに参加したところ参加者の対話を徹底して重視するその内容は大変参考になりました。作品を知識によって理解するのでなく感じた事を自由に言葉にする、初対面の人たちと語り合う時間は作品に対する謎を共有する故か一体感があり、とても楽しい時間でした。子供向けに楽しめるように鑑賞にプラスして何かを付け加える事をずっと考えていましたが、ガイドの方達の言葉の引き出す巧みさを見ていると、子供たちが作品を鑑賞し自由に語るその時間をはっきりとメインにしようと確信しました。

その後美術館の方、ガイドボランティアの方々と打ち合わせを重ねていきました。作品選定やグループ分け、子供の特性や保護者の方にどう動いていただくなど細部にわたり決めて行きました。皆さんの打ち合わせ時の熱意を見ているとこれは面白くなるに違いないとひしひしと感じていました。ダイ先生のアートレッスンと銘打っているのでどこまで自分が出て行くか迷っていましたが、導入と最後の全員揃ってからの簡単な制作、その部分だけ前に出て鑑賞部分はガイドの方達にすべてお任せすることに決めました。



今回は3グループに分かれそれぞれ展示作品の中から油絵、日本画、彫刻と一点ずつ3作品を重点的に鑑賞する事になりました、3グループが共通して鑑賞するのが岡本太郎「燃える人」の作品でこれはこどものままの活動が普段渋谷区で行われており渋谷区在住の子が多い為です。渋谷駅の「明日の神話」、子供の城の「子供の樹」、青山の岡本太郎記念館などで必ず岡本太郎の作品をまたどこかで見るであろう事を期待してです。

準備は入念に行われ当日を迎えました。

当日の模様は次回に。















現在決まっておりますレッスンです。詳細は各主催者にお問い合わせください。
その他個人、少人数レッスン、野外レッスン、パーティへの出張など
随時承っております。




2.5歳〜6歳
年齢により2クラス分けてあります。
10時〜
11時50分〜

7月6日(日)
「太鼓を作ってセッションしよう!」
スイカ割りもします

8月10日(日)
「オリジナルサングラスを作ろう!」
スイカ割りもします

9月23日(火祝日)
「シャボン玉で描こう〜絵の具の不思議いろいろ」




3~6歳
年齢によるクラス分けあり。
詳細はお問い合わせください。


7月27日(日)
内容は追って告知いたします。