見事に 丸いものはなぜだか見入ってしまいます。
実験とその繰り返し、偶然の痕跡。今回はそこにシャボン玉を吹く人物をレイアウトすることで、客観的な視点をとりこんでみました。
自分のやったことを見返して見る。自分でやったからこそわかること、気づくこと、それらの多くは本人の意識にさえ上っていないかもしれませんが、記憶には深く刻まれているはずです。この先どこかで、この記憶は不意に思いだされるでしょう。それは作品を作っている時もあれば、そうでない時もあります。シャボン玉にも関係ない時かもしれません。アートの面白さの一つに、記憶が作品を作ることによって予期せぬ形でつなぎあわされる、ということがあると思います。その機会は作れば作るほど増えます。作品のオリジナリティというのは、この記憶の蓄積と、つながりが唯一であるということに関係があるのではないでしょうか。これは大人も子供も関係ない部分であると思います。
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