2014年12月21日日曜日

ダイ先生のアートレッスン美術館見学ツアー①「三井記念美術館」ご案内



ダイ先生のアートレッスン小学生対象美術館ツアー①
三井記念美術館『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展
国宝「雪松図屏風」鑑賞と日本画材料を用いたワークショップ
のお知らせです。

国宝「雪松図屏風」どのような方法で描かれているのか?
鑑賞と実際に使われている日本画材料を用いたワークショップ。
金箔を粉状にして振りかける砂子という技法も体験します。
新年に日本美術をじっくりと体験するひと時、ご参加お待ちしております。

1月11日(日) 1月17日(土)のとも定員となりました。
お申し込みありがとうございました。









ダイ先生のアートレッスン小学生美術館鑑賞ツアー①
三井記念美術館『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展
国宝「雪松図屏風」鑑賞と日本画材料を用いたワークショップ  




ダイ先生のアートレッスン小学生美術館ツアー第1回目は三井記念美術館です。
12月11日から新年1月24日にかけて行われる『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展では日本、東洋美術の豊富な美術館コレクションの中から雪月花をテーマに取り上げ、これらが描かれた絵画や工芸品、銘がつけられた作品が展示されます。中でも新年の20日間限定で展示される、円山応挙筆、国宝「雪松図屏風」は展覧会のハイライトとも言える一点です。今回は特別に開館前の時間にガイドツアーを行いじっくりと鑑賞。その後館内の別室にて金や和紙など日本画材料を用いたワークショップを行います。国宝の雪松図はどのような方法で描かれているのか?普段なかなか触れる機会のない日本画材料を使い名画の技法を追体験できる貴重な機会となる事と思います。ご参加お待ちしております。

主催 ダイ先生のアートレッスン

場所 三井記念美術館 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 
    『 雪と月と花~国宝「雪松図」と四季の草花~ 』展(2014年12月11日~2015年1月24日)開催を鑑賞。

日時 1回目 2015年1月11日(日)9時15分~12時30分(予定)定員12名 定員となりました。
   2回目 2015年1月17日(土)9時15分~12時30分(予定)定員12名  定員となりました。
   各回とも同内容にて実施します。ご都合のよろしい日をお選びください。

対象 小学1~6年生

当日行程(予定)9:15美術館入り口集合、9:30~10:30展覧会鑑賞、
        10:30~12:15別室にてワークショップ 

参加費 2500円(材料費込み)保護者の方は1名あたり入場料900円が別途かかります。

申し込み方法 ご参加希望の方は希望日、氏名、年齢、電話番号、保護者氏名、メールアドレス
を明記し、onarakai@hotmail.co.jpまで件名「三井記念美術館見学申し込み」としてメールにてお申し込みください。折り返し参加費のお支払い方法等をご案内させていただきます。
お支払い完了の時点で予約確定とさせていただきます。

申し込み状況により希望日に参加できない場合も予想されます。お早めにお申し込みください。

今回の見学について美術館へ直接のお問い合わせはできません
ご不明な点は

川口大輔 onarakai@hotmail.co.jp までご連絡ください。

2014年11月16日日曜日

ナイフの使い道



小学生に切り出しナイフを渡してバルサ(木の種類、柔らかい)の角材を彫刻させてみています。握力などを考慮し、2年生くらいからはなんとか行けそうな様子です。
最初は横で見ていると大変ヒヤヒヤします。ちょっと血が出て絆創膏を貼ったりという事もあります。ですが、2時間もすれば刃物を当てる角度や、木目、大きく削る部分はのこぎりを使うなど、大体のコツはつかんで行きます。粘土で作れば飛び出している部分は粘土をつければできますが、材料を削って作る場合は飛び出させる部分を残し、周囲を削って行きます。四角い材料の中にこれから自分の作る形をイメージしながら作業を進めるので慣れが必要です。説明は最小限に、とにかくやってみる、やりながら理解し慣れて行く、こういった試行錯誤を小学生は好みます。

 刃物が木にあたり削り取る感触というのはうまくできるようになると何とも気持ちが良いようで、黙々とナイフを動かし続けます。
「ナイフがあると何でもできる気がする。」
「無人島には水と一緒にナイフがいる。」
含蓄のある言葉が子供から出てきます。

「ナイフはいくら位するの?」
と訪ねる子がいました。今使っているものは300円くらいで東急ハンズで買った事を伝えると、
「そんなに安いの?それではすぐに買えてしまう。殺人事件が増えてしまう。」
と心配していました。ナイフを使って便利さと同時に、使いようによっては危険なものである事を実感したのだと思います。便利且つ危険な道具の便利な部分だけを多くの人が使っている、何かのきっかけに危ない事もできてしまうのに何故多くの人はそれをせずに暮らしているのか?考えだすと心配になる気持ちもよくわかります。

この心配の仕方は危ない誰かの犯罪を心配しているようですが、実は危ない道具を持つ自分とそれを安全に制御しているのが自分の心持ち一つである、という危うさへの心配と言えるのではないかと思います。ひょっとすると自分は危険な事をしてしまうのではないかという不安。小学生らしいと思いつつも、人の内面への視点が生まれているのだと考えれば、大人になったのだなぁと実感するやり取りでした。



現在決まっている予定です。
個人、少人数出張レッスンは随時受け付けておりますので
お問い合わせください。


ダイ先生のアートレッスン
小学生対象
三井記念美術館見学ツアー
2015年1月11日(日)9時30分〜
2015年1月17日(日)9時30分〜

雪と月と花〜国宝「雪松図」と四季の草花
展を観賞後日本画材料に関するワークショップを行います。

詳細は近日お知らせいたします。



3〜6歳
基本的に週末開催

11月16日(日)
13時より
「マーブリングでおもしろ模様を作ろう」

12月14日(日)
13時より
「クリスマスステンドグラス風ランプの制作」

1月18日(日)
13時より
「フェルトで作るマイルームシューズ」

1月23日(金)
10時〜12時
「こどものまま感謝祭」
@子供の城
ダイ先生のミニアートレッスンを行います。


1~6歳 年齢で3クラスに分かれます。

11月30日(日)
10時30分〜
13時30分〜
「オリジナルティピィ(テント)を作ろう」
残席僅か
布などを使い、実際に入れる1人用ティピィを作ります。

12月7日(日)
「星形ステンドグラスを作ろう」
10時〜  3.5歳〜
11時50分〜 2.5歳〜

「ゆきだるまのおきあがりこぼしを作ろう」
14時15分〜 1~2.5歳

2015年 1月12日(月)祝日
「もこもこ羊を作ろう」
10時〜 3.5歳
11時50分〜 2.5歳

2月1日(日)
内容未定

3月1日(日)
内容未定




2014年11月6日木曜日

過程に目を向けてみると〜1歳児クラス始めました。 今後の予定

akanonでは10月より1~2.5歳クラスが始まりました。
アートにリトミックなども組み合わせた楽しい内容になっております。
遊びにくる感じでお気軽にご参加ください。
絵の具を使ってのお絵描きタイムもありますので、おうちで絵の具はちょっとなぁ
という方もいかがでしょうか?

先日初めてお子さんが描いた、絵の具でのお絵描きを
額に入れてお家に飾っているというお話を、あるお母さんから伺いました。
ご夫婦でダイナミックな殴り描きを
「ここは何に見える」
「何故この色にしたんだろう」
という事を語り合っているという事でした。

まだ何かになっていない抽象的な絵をそのように
楽しんでくれているのはとてもうれしい事です。


具体的な形が描けないのでお絵描きになっていない。
と考える保護者の方は意外に多いのですが、
子供が絵を描き始める最初は描く行為そのものを面白がっていて
動きの結果で色や形が現れるプロセスを楽しんでいます。
上写真の4枚の絵は同じ子が描いたものです。
下2点は色は違いますが、筆の置かれている場所が似ています。
つまり自分の腕の動きやすい場所に色を付けている
のが年齢の低い子供のお絵描きとも言えます。
これはある期間お絵描きを続けて並べてみるとよりはっきりとわかります。


こういった事もレッスン中に保護者の方に
適時お話しするよう心がけています。
とかく子供の成長は何かができるようになる事で
認識する事が多いのですが、そうするとまだできない
というネガティブな方向に捉えてしまう方が多いようです。
できていない時でも、何かを作るプロセスを見ていると
そこには毎回小さな変化が起きています。
体の動きや、ちょっとしたやり取り、目の動き方など
何気ないところに注意していただけると発見があるかもしれません。





現在決まっている予定です。
個人、少人数出張レッスンは随時受け付けておりますので
お問い合わせください。


3〜6歳
基本的に週末開催

11月16日(日)
13時より
「マーブリングでおもしろ模様を作ろう」

12月14日(日)
13時より
「クリスマスステンドグラス風ランプの制作」

1月18日(日)
13時より
「フェルトで作るマイルームシューズ」

1月23日(金)
10時〜12時
「こどものまま感謝祭」
@子供の城
ダイ先生のミニアートレッスンを行います。


1~6歳 年齢で3クラスに分かれます。

11月30日(日)
10時30分〜
13時30分〜
「オリジナルティピィ(テント)を作ろう」
残席僅か
布などを使い、実際に入れる1人用ティピィを作ります。

12月7日(日)
「星形ステンドグラスを作ろう」
10時〜  3.5歳〜
11時50分〜 2.5歳〜

「ゆきだるまのおきあがりこぼしを作ろう」
14時15分〜 1~2.5歳

2015年 1月12日(月)祝日
「もこもこ羊を作ろう」
10時〜 3.5歳
11時50分〜 2.5歳

2月1日(日)
内容未定

3月1日(日)
内容未定





ダイ先生のアートレッスン
小学生対象
三井記念美術館見学ツアー
2015年1月11日(日)9時30分〜
2015年1月17日(日)9時30分〜

雪と月と花〜国宝「雪松図」と四季の草花
展を観賞後日本画材料に関するワークショップを行います。

詳細は近日お知らせいたします。























2014年7月2日水曜日

こどものまま東京国立近代美術館見学〜② 当日編



さて当日です。入館前に館内での約束の確認、今回の見学は赤、青、黄色3つのグループに分かれ見学して行きました。各グループを3名ずつのガイドボランティアの方々が率いてくれます。子供たちにはグループカラーのカードホルダーが配られます。1つの作品を見学するたびにその作品の1部がデザインされたカードを1枚もらえます。


説明後入館しガイドの方々と対面しご挨拶です。いつものレッスンとはかなり様子が違うので緊張気味の子も。もう一度館内での約束を確認し出発です。

こちらのグループは三木富雄の作品を鑑賞中 「耳から砂が出ている!」なんて言葉も
紙コップを使い作品から音が聞こえるかイメージしたり、のぞいて細部を見たり、緊張も徐々にほぐれ自由に言葉が出てくるようになりました。



こちらは岡本太郎の作品を鑑賞中。「目がある」「てるてる坊主がいる」「くねくねがいる」作品を見て言葉を発するのが楽しくなってきたようです。集中が切れず且つリラックスしているこんなとき、子供の面白い発想はどんどん飛び出してきます。


こちらは鏑木清方の絵を見ています。屏風に描かれた大変大きな絵です。日本画コーナーは壁も黒い色で照明も押さえ気味、部屋の様子が一気に変わります。自分たちも舟に乗ったつもりで横に移動しながら鑑賞中。「武士がいる」「盆栽だ」「屋形船だ」なかなか渋い事をみんな知っています。


鑑賞し、しっかり約束を守れれば無事にカードをゲット。

常設展は2〜4階の3フロア、とても広いです。約200点の作品を巡って行きます。



皇居のお堀が見える通称「眺めの良い部屋で」一休み。ここは大人ものんびりリラックスに最適です。



大きな人がガラス越しに向かい合うゴームリーの作品。「こっちの人が大きい」「いや同じ人じゃない?」裸なのに顔は見えそうでぼやけている謎が謎を呼ぶ作品。大人は答えが欲しくなるところですが、子供はその謎が楽しそうです。


杉山寧の作品にある色探しゲームをマグネットを使いしています。こういった独自のアイデアをガイドの皆さん持っていらっしゃいます。緑のような、オレンジのような、
茶色のような、優しいいろが広がります。子供が自由に言葉を発しやり取りして行く、これは4〜5人のグループだからできる事です。大人から見て突飛に思える意見でもそれを派生させて新たな発想に転がして行く、普段制作をメインとしたレッスンではなかなか拾いきれないところで、子供の新たな一面が現れる瞬間を何度も目撃しました。


作品を巡るうちにガイドの方々と子供たちのコンビネーションもぴったりあってきました
。私、ダイ先生は、それぞれの場所にいるグループを巡って様子を見て行きましたが。どのグループもとてもよい空気が流れていて、私は黙って後ろから見ていました。


「あれは何」移動中に気になる作品に立ち寄ります。子供は未知の物を何なのか知りたがりますが、実際はその意味、名前など答えを欲しているというよりは近くで見たい、何でできているのか知りたいくらいの興味で言っているのだと思います。そもそもこのくらいの年齢ですと、作品や、展示するという意識がないですし。ひょっとすると自分の見ている物が誰かが作った物であるということも想像していないかもしれません。



 3作品の鑑賞が終わり再び全員が集合。ここからコラージュ作品の制作タイムです。
コラージュのパーツを見せると、皆先ほど見た岡本太郎の作品の一部だと気づきました。
あらかじめ再剥離できるのりを塗ったボードに自由に貼り込んで行きます。

 好きな色ばかり集めたり、大きな目玉を必死に探したりたちまち集中して行きました。






1時間強、美術館を歩き回っていたのでかなり疲れていたとは思いますがまだまだ元気です。一つ一つのパーツはちょっとドキリとする不気味さもありますが、子供はあまり気にしません。怖いもの、ちょっとグロテスクな物、武器などにどうしても子供が引かれてしまう事は、保護者の方も鑑賞中に指摘されていました。



最後はテラスに出てこの日お世話になったガイドの方々にご挨拶して終了となりました。
集中が切れてしまう事もなく大変充実した鑑賞となりました。

今回の子供たちの反応を見ていると改めて美術の見ればわかる、という特性が全世代的に開かれているのだという事を実感しました。打ち合わせの際に美術館の方が、たとえ作品に対する知識がなくても、第一印象で感じ取る事が本質に通じるといったお話をされていた事を思い出しました。美術館は大人向きに作られてはいますが見方によっては子供たちにとっての謎の宝庫です。またぜひ企画できればと思います。

ご参加頂いた皆さん。ご協力頂いた方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。

ご興味もたれた方夏は東京国立近代美術館でも子供向けイベントが他にも行われますのでぜひ!








現在決まっておりますレッスンです。詳細は各主催者にお問い合わせください。
その他個人、少人数レッスン、野外レッスン、パーティへの出張など
随時承っております。




2.5歳〜6歳
年齢により2クラス分けてあります。
10時〜
11時50分〜

7月6日(日)
「太鼓を作ってセッションしよう!」
スイカ割りもします

8月10日(日)
「オリジナルサングラスを作ろう!」
スイカ割りもします

9月23日(火祝日)
「シャボン玉で描こう〜絵の具の不思議いろいろ」




3~6歳
年齢によるクラス分けあり。
詳細はお問い合わせください。


7月27日(日)
内容は追って告知いたします。









こどものまま 東京国立近代美術館見学〜① 開催まで


私が以前教えていた幼稚園で初めて未就学児のの子供の美術館見学を計画したのが10年くらい前、美術館で行われる子供向けイベントはほとんどが小学生以上向けで、未就学児を対象にした物はほとんど見かけませんでした。子供が美術館で鑑賞するということに何か大切な物があるであろうという事は考えていましたが、美術館という場所は基本的に大人向けに作られています。絵の掛かる高さ、展示ケースの高さ、それに伴う照明、作品の量、歩く距離などそのまま子供が鑑賞しても疲れたり飽きたりしてしまいます。その為展示作品の中から数点をピックアップし集中して鑑賞する作品を絞る、ゲーム的な要素や簡単な工作なども組み合わせ各作品に導入を作り美術館のガイドの方にも協力してもらい鑑賞する。そういった事を手探りで行い、上野の国立博物館、熊谷守一美術館などに未就学の子供たちを連れて行きました。


その後個人や少人数でのレッスンが増え、しばらく鑑賞教育を企画する機会はありませんでした。その間段々と未就学児向けの美術館イベントや子供を対象にしたミュージアムなども見かけるようになり美術館の対象年齢も下がってきているように感じました。



今回3年前からアートレッスンを月一で開催してくださっているこどものままで美術館に行ってみようという話が出たときにいくつか美術館を見て回り、こどものままでのアートレッスンに普段参加している3~6歳の子供たちが訪れる美術館について考えてみました。ほとんどの子が美術館に初めて訪れます。子供にわかりやすい物が良いか、見学と通常のレッスンを組み合わせイベント的にするべきか、保護者の方にはどう関わっていただくか、など立地も含めいくつかの案を考えました。私が最終的に重要と考えた事は再訪できるかどうかで、5年、10年、20年とたったときに同じ場所で同じ物が見られるか?という事でした、したがって企画展ではなく常設展の充実したところ、という中で探して行き、実際に学校などではない団体を受け入れてもらえるかと行った事も考慮し、東京国立近代美術館に決まりました。

下見に訪れ毎日14時から常設展で行われる大人向けのガイドツアーに参加したところ参加者の対話を徹底して重視するその内容は大変参考になりました。作品を知識によって理解するのでなく感じた事を自由に言葉にする、初対面の人たちと語り合う時間は作品に対する謎を共有する故か一体感があり、とても楽しい時間でした。子供向けに楽しめるように鑑賞にプラスして何かを付け加える事をずっと考えていましたが、ガイドの方達の言葉の引き出す巧みさを見ていると、子供たちが作品を鑑賞し自由に語るその時間をはっきりとメインにしようと確信しました。

その後美術館の方、ガイドボランティアの方々と打ち合わせを重ねていきました。作品選定やグループ分け、子供の特性や保護者の方にどう動いていただくなど細部にわたり決めて行きました。皆さんの打ち合わせ時の熱意を見ているとこれは面白くなるに違いないとひしひしと感じていました。ダイ先生のアートレッスンと銘打っているのでどこまで自分が出て行くか迷っていましたが、導入と最後の全員揃ってからの簡単な制作、その部分だけ前に出て鑑賞部分はガイドの方達にすべてお任せすることに決めました。



今回は3グループに分かれそれぞれ展示作品の中から油絵、日本画、彫刻と一点ずつ3作品を重点的に鑑賞する事になりました、3グループが共通して鑑賞するのが岡本太郎「燃える人」の作品でこれはこどものままの活動が普段渋谷区で行われており渋谷区在住の子が多い為です。渋谷駅の「明日の神話」、子供の城の「子供の樹」、青山の岡本太郎記念館などで必ず岡本太郎の作品をまたどこかで見るであろう事を期待してです。

準備は入念に行われ当日を迎えました。

当日の模様は次回に。















現在決まっておりますレッスンです。詳細は各主催者にお問い合わせください。
その他個人、少人数レッスン、野外レッスン、パーティへの出張など
随時承っております。




2.5歳〜6歳
年齢により2クラス分けてあります。
10時〜
11時50分〜

7月6日(日)
「太鼓を作ってセッションしよう!」
スイカ割りもします

8月10日(日)
「オリジナルサングラスを作ろう!」
スイカ割りもします

9月23日(火祝日)
「シャボン玉で描こう〜絵の具の不思議いろいろ」




3~6歳
年齢によるクラス分けあり。
詳細はお問い合わせください。


7月27日(日)
内容は追って告知いたします。

















2014年6月24日火曜日

色と気持ち


 色彩カードを制作してみました。5×6cmのカード25枚に様々な方法で気になる色を作って行きます。ルールはすべて違う色にするだけ、1枚ずつは何となく塗っているようでもそれらが連なることで傾向ができ、やがてこれは!という1枚に出会います。まるで気持ちがするりと色に置き換わるような瞬間。
色に質感を伴わせる為に砂や石を混ぜたり、筆だけでなく、綿棒、楊枝、歯ブラシ、スポンジなどあらゆる方法を試してみました。ひらめきが頼りの即興的な作業、手本をコピーするのではなく自分の直感にどれだけ素直になれるかがポイントです。

この作業が子供に向いているな、と予想したのは絵の具は子供にとって、絵を描く為の物ではなくて、混ぜてその変化を追う為の物という傾向が強いからです。特に2〜3歳の子にとってはパレットと絵の具さえあれば良いくらい、お絵描きのスタートは描くよりも混ぜるから始まっていると行っても良いかもしれません。

手当り次第に塗った物の中に驚くほど気になる1枚が現れる。偶然の産物は物を作る時のとても重要な要素です。適当にやったのに結果が面白い、子供にはたまらない部分で、もっともっととやりたくなります。その先に経験の蓄積があり、偶然はやがて必然になって行きます。


赤、青、黄色、言葉で置き換えられるそれぞれの色にはそこから想起される感情が一般的
に説明できるかもしれません。しかし色は混ざり合い質感を伴い複雑になって行きます。複雑さが進む中で色は言葉から離れ感情に直接作用するようになるのではと思います。色に対し感応することは大人も子供も同じではないでしょうか?

25枚のカードが出来上がりボード状のどの位置に貼るか思案する子供の姿は少し大人びて見えます。







現在決まっておりますレッスンです。詳細は各主催者にお問い合わせください。
その他個人、少人数レッスン、野外レッスン、パーティへの出張など
随時承っております。




2.5歳〜6歳
年齢により2クラス分けてあります。
10時〜
11時50分〜

7月6日(日)
「太鼓を作ってセッションしよう!」
スイカ割りもします

8月10日(日)
「オリジナルサングラスを作ろう!」
スイカ割りもします

9月23日(火祝日)
「シャボン玉で描こう〜絵の具の不思議いろいろ」




3~6歳
年齢によるクラス分けあり。
詳細はお問い合わせください。

6月29日(日)
東京国立近代美術館見学
申し込み終了。

7月27日(日)
内容は追って告知いたします。





2014年3月19日水曜日

こわいもの見たい、見せたい。


冷蔵庫に潜む全身から血を濁流させる妖怪「イルセンチル」。
「妖怪を考えてみよう」というテーマで絵を描き、設定を決め、粘土で形を作り、更に段ボールで妖怪の隠れている冷蔵庫も作った作品です。家で年下の兄弟が本気で怖がる姿が面白くて仕方がないようで、ニコニコしながらその姿を話してくれます。
人が怖がってくれるということは子供の想像力を強く刺激するのか、制作途中でも
「血が全身から流れるなんて怖い。」
「これが家にいたらひっくり返る。」
と言うと更に怖くしようと様々に趣向を凝らして行きます。

子供が恐ろしいことを考えているのは心配に感じる人もいるかもしれませんが、
絵を描いたり、ものを作っていたり感覚が開かれているときには、お化けや妖怪などの目に見えぬもの、火事や交通事故などの災害とそれに伴う死などを描いたり作ったりする子供は多いです。
結構楽しそうに作っている姿は不気味でもありますが、お化けは恐いと思っていますし、
誰かがけがをしたり亡くなったりすることはかわいそう、と年齢に応じて感じてはいます。
しかし自分の作っている作品の世界にもその価値観を当てはめる必要性を感じていないのが子供です。かわいそうと作っていて楽しいは、別にしているのが子供の普通です。



これはテレビでウツボの生態を見ていて、その中で「ウツボの口の力は人の指をかみ切ってしまうほど強い」という説明を聞いた子がその様子を作ってみた作品です。ちなみにウツボが人の手に噛み付いている映像はテレビで流れていないので、これは説明の言葉から想像して形を作っています。
血の流れ方などはかなりリアルでとても集中して作っていましたが、作っている本人は
ウツボのことをとても怖がっていて、もし海で出会ってしまったらどうすれば良いのかと本気で心配していました。
怖いのに何故作るのかと不思議ではありますが、怖いから作ってみたい、見てみたいと感じるのが子供の、人間の性と言えるかもしれません。


博物館などに行くと、古今東西戦争の絵はたくさん描かれています。古さであまり気にしていませんがグロテスクな表現も散見します。また幽霊や妖怪、悪魔など目に見えぬ不吉なものを形にしてみたいという欲求は綿綿と受け継がれています。
怖さはものを作るエネルギーと密接しているともいえるでしょう。


これは映画ジョーズをUSJでアトラクションで体験した後、実際にDVDで鑑賞した子がジョーズが人に襲いかかった後の海中での様子を描いたものです。血に染まる海はかなりショッキングだったようでかみ千切られた人の体が海底に沈んでいます。ここまで想像して描くのはたいしたものだなぁと感心していたのですが、描いた本人はちょっと怖すぎたかもしれないと困惑していたのが興味深かったです。
この絵を描いたのは10歳の小学生でしたが怖すぎたと感じるのは、描いたあとに客観的に、自分の作品を社会一般の規範の中に当てはめようとしているからだと思います。
このような判断は7、8歳くらいまでは自分の作るものに対しほとんど行っていません。作品の中に一般的な倫理観を求めていませんし、むしろそこからはみでているから面白いと考えています。子供の発想が自由である理由の一端はここにあります。

楽しいもの、明るいものと同じくらい怖いもの、暗いものへの子供の興味は尽きません。作品として表さなくても興味は常に持っていると考えた方がよいのではと思います。何か問題があるのではと考えてしまいがちですが、子供は様々な発散の仕方でバランスをとっています。どこで何を発散しているかという配分は常に変わっていて、物を作るという表現方法に、今どの部分が出てきているかというだけといえます。柔軟にバランスをとれるようにするには表現する際の制限を極力設けないのがポイントでしょうか。自分のどの部分を出しても良いのだと思わせ続けるのが肝心だと思います。




現在決まっている予定です。
お問い合わせお申し込みは各主催者へ(クリックでリンクします。)
お願いいたします。各種個人グループレッスン、パーティ、イベントへの出張レッスンは
onarakai@hotmail.co.jp
までご連絡ください。








2.5歳〜6歳
年齢により2クラス分けてあります。
10時〜
11時50分〜


4月19日
青空アート教室
「輪ゴムで進む船をつくろう」
品川中央公園
14時〜
詳細お問い合わせください。

4月27日
「版画を体験してみよう」

5月24日
「色彩パズルを作ろう」

6月22日
「段ボールでワニを作ろう」





3歳以上
14時〜白金台いきいきプラザにて

3月30日
「ステンシルで作るバック」

4月26日
「あやつり人形を作ろう」





3~6歳
年齢によるクラス分けあり。
詳細はお問い合わせください。

4月20日
「ゴムで飛ばす飛行機」
 
5月18日
「内容未定」

6月15日
「内容未定」