2009年11月2日月曜日

見る/見られる


お面 厚紙、発泡スチロールなど、 約55cm 5歳児制作

お面を作りました。お面をかぶると、自分とは違う何かになれるということは、2歳すぎから理解するようです。鏡へ対する興味とも関係がありそうです。


 お面 厚紙等、約60cm、3歳児制作

絵を描いた結果、それが自分にとって良く分からないものになると、「これ”おばけ”」と子供は良く言います。整理しきれない内面が、お化けのように出てきた、と言っているように私には思えます。




お面 厚紙等 約60cm, 3歳児制作

常に人に見せる、見られることを前提に意識的に絵を描くようになるのは、五歳くらいからのようです。これは言葉の発達とも密接に関わるでしょう。

見せるためでなく、自分の心の中を覗くように絵を描く1~4歳くらいの子にとって、お面という形式はとても良く合っているように思います。自分の行った痕跡がすべて顔として見えてしまうからです。自分で作ったら怖くて顔に着けれないなんて子もいます。

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