2009年11月7日土曜日

女の子、男の子


お母さん 4歳児作品 段ボール、絵の具 42×30cm

顔は子供の絵に良く表れるテーマの一つです。女の子は自分やお母さん等女性の顔を、男の子はやはり男性の顔を描くことが多いようです。

お母さん 4歳児作品 段ボール、絵の具 42×30cm
性別を髪型、アクセサリー、服装、背景などで具体的に描き分けるようになるのは、4歳くらいからでしょうか、絵の記号としての側面を理解しだすのがこのくらいの年齢なのかも知れません。

お父さん 5歳児作品 段ボール、絵の具 42×30cm
もうひとつ自分と同性を描こうとする理由として、誰を描いても自分の顔に似てしまう、という理由があるのではないかと考えています。これは大人でも同じです。特定のモデルを前にして絵を描いていてもどこか自分に似てしまう、ということは良く起こります。ちなみに顔だけでなく、全身の絵を描いていると体の各部分、たとえば関節の形や、筋肉の付き方なども自分の体形というフィルターを通して見た他人の形、という具合に似てくるのです。
お母さん 4歳児作品 段ボール、絵の具 サイズ42×30cm
これは自分の姿形が一番良く見て、触れて知っているからではないでしょうか。知っているものを頼りに知らないものにアプローチする、良く考えれば当たり前なのかもしれません。




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