2009年10月28日水曜日

アートの気まぐれ

             恐竜 2歳児
だいたい2~3歳くらいになると、具体的な形(他人から見てなんだかわかるもの)を描くようになります。
描くようになるときは、ほぼ偶然で、それまで無意識に描いていたものの中に自分で何らかの具体的な形を発見する、というパターンが多いようです。
             おうちと太陽 3歳児
つまり描こうとするテーマよりも前に、何か描いているというのが子供の絵の面白いところです。
形を発見するということは、絵を他人に見せると、見た人がなんだかわかるということを理解することでもあり、客観性の始まりとも言えるかも知れません。

             観覧車 4歳児

パパと言って描いていた人物が途中からママに変わったり、外の風景がやっぱり家の中と変わったり、絵を描くプロセスは実に気まぐれです。途中で変えることができるというのは子供にとって絵を描く魅力の一つなのかも知れません。

              地下鉄 5歳児

素晴らしい発想と技術が、素晴らしい作品を生むのではないところが、アートの面白いところです。作品を作るときには、真剣さとでたらめさがどちらも必要です。子供の良いところというのもその二つのように思います。

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