大井町の『赤ちゃんの脳を育む会』では”こども芸術アカデミー”と称し2.6歳〜6歳までの子供たちに月一回、日曜日にレッスンしています。
こちらは飛行機を作る材料、段ボール、厚紙、スチロールなど5つのパーツを組み立てて飛行機の形を作ります。飛行機の全長は約40cm。翼などは接着力の強い両面テープを使い取り付けます。組み立てができたら絵の具で着色、思い思いの色で塗っていきます。ちなみに3〜4歳の子供たちにとって今回の作品はなかなかに大きなサイズ、立体でもあり全体が同時に視界に入らないため、部分ごとに思いついた好きな色を塗っていくのが普通です。左右対称である事や全体の統一感などほとんど気にしません。
絵の具での作業が済むと、折り紙を切って窓を作ったり、テープで飾り付けしたり、最初は真っ白で同じ形だった飛行機がそれぞれのカラーに染まっていきます。
作りながら話していてわかりましたが、飛行機を作っているという意識はあるけれど実際に存在している飛行機を作っている子は誰もいないようでした。
「どこかに飛んでいく」「速く飛べる」「ブーンと飛ぶやつ」抽象的なイメージは語りますが、どこの飛行機会社であるとか、大きさとか、行き先など具体的な細部について作っている間は興味がないようです。
ある年齢の子供にとって、塗ったり貼ったりといった作業の行為そのものの方が、具体的な対象に近づける事より魅力的、であるという事なのでしょう。しかしながらこれを作るのに約1時間、その場その場で思いつく事だけをしてこれだけ作り上げるとは不思議というだけでは足りない何かを感じます。
どこに飛んでいくのでしょうか。
次回の子供芸術アカデミーは5月19日
”透ける素材で作るあじさい”
を作ります。セロファンや色付き透明フィルムなどを使いあじさいを作ります。
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